日本全国の温泉 掛け流しの判別方法と問題点

日本全国の温泉

判別方法は、

色・臭いの濃さ、湯の花の浮遊の有無、給湯と湯船の縁から溢れる湯量のバランスが判別方法として取り上げられます。

しかしながら色については入浴剤のを使用することにより偽装することも可能であり、臭い、湯の花についてもろ過装置を用いた掛け流しも存在することから、一般的な判別方法は湯船における湯量バランスであります。

通常は、湯口から注がれた湯量と、湯船の縁からオーバーフローする湯量のバランスで判断します。

特に、湯口から大量の湯が注がれているにも拘らず、湯船から溢れる湯量が少ない場合は循環であることが多いです。

しかしながら滑りやすい泉質の温泉では、湯船の中に排湯管を立ててそこから排湯を行い、オーバーフローさせずに湯を排出できる構造の湯船を用いている場合もあります。

2005年に温泉法施行規則が改正され、温泉を使用する入浴施設に掲示する温泉分析書に、

加水
加温
循環・ろ過装置の使用
入浴剤または消毒剤の使用
の有無を明記することが義務付けられたため、これらの記載により掛け流しか否かを判別することができます。

また、日本温泉協会が定め各施設が任意で掲示する天然温泉表示看板にも循環、ろ過、加水等の有無について記載があります。

これらは、2000年代初頭に、温泉入浴施設における入浴剤の使用、循環方式を採用する施設でのレジオネラ菌の繁殖等と併せて、単なる水道水の風呂を「温泉」と称します。

加水しているにもかかわらず「源泉100%」と宣伝するなどの不当表示が社会問題となったことを受けての措置であります。


問題点としては、

掛け流しを行う上での問題点は、湯船の大きさによっては大量の源泉を消費することであります。

浴槽内の汚れを強制的に吸い込む循環機を備えないため、湯の力だけで汚れを浴槽外に出す必要があるためであります。

ポンプなどを用いた掘削動力揚湯型の源泉の場合、掛け流しをおこなうために消費が増加しても汲み上げ量増大で対応できるため、源泉の過剰な利用による枯渇の恐れが生じます。

自然湧出の場合でも、湯量確保のために新規源泉開発が行われ同様の恐れが生じます。

また、通常の湯船では上から注いで上から排湯します。

そのため浴槽の下に汚れが沈んだ場合、清掃が行われるまで汚れが滞留します。

十分な湯量がない浴槽では、不衛生な状態に陥りやすいです。

たとえ十分な湯量を給湯しても、浴槽内で湯が殆ど動かない場所には汚れがたまりやすいです。

その対策として、清掃は一定頻度で念入りにおこなう必要があります。

掛け流しの浴槽でもレジオネラ菌の発見が報告されているのは、清掃が不十分な場合も存在するためであります。
posted by tomarigi at 22:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温泉
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