日本全国の温泉
飲泉(いんせん)とは、温泉を飲むという行為です。
またはそのことによって病気の回復などの効能を得ようとすることです。
古く湯治においては、温泉に入るだけではなく、飲泉を行うことによってさらに回復効果が高まるという考えがありました。
また、特に炭酸泉などは「霊泉」といわれ、薬効が高いものとして珍重されたほか、嗜好飲料として飲まれることもありました。
明治時代、大正時代にはサイダー飲料の原料として炭酸泉が用いられた事例も存在します。
代表例としては、有馬温泉の「有馬サイダー」などであります。
現在でも、露天風呂の注ぎ口などにコップや柄杓などを設置して利用者に飲ませたり、別途蛇口を設置して、飲泉設備として整備している例が散見されます。
とはいっても、強酸性や強食塩泉であったり、温泉成分として水銀やヒ素等を含むなど、泉質によっては飲用に適さないものもあります。
また、温泉といっても循環風呂の注ぎ口のお湯は衛生上問題があるので飲むべきではないです。
たとえ掛け流しでも、保健所に飲泉許可を取得していないことにより、飲泉が禁じられている場合もあります。
温泉分析表別表には、飲泉に関する禁忌がのっているので、飲泉の際の可否判断の参考になります。
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