石川県の温泉
山代温泉(やましろおんせん)は、石川県加賀市(旧国加賀国)にある温泉です。
山代温泉への交通アクセスは、
鉄道 : JR北陸本線、加賀温泉駅よりバスかタクシーで5分くらい(約2km)。
かつては北陸鉄道山代線が動橋駅から通じていたが、1971年に廃止されました。
自動車 : 北陸自動車道加賀ICから10分くらい。
泉質は、
「ナトリウム・カルシウム - 硫酸塩泉・塩化物泉」及び「アルカリ性単純温泉」、「ナトリウム・カルシウム - 硫酸塩泉」の3つの泉源の泉質からなります。
山代温泉の温泉街
北陸三県で最大級の温泉街の1つであります。
石川県においては、山代・山中・片山津という順序で温泉地が呼ばれるように、その順序で大きさを表すものといえます。
また、旅館ホテルのレベルも最高級であると評価されています。
北陸地方では和倉温泉と並んでグレードの高い高級旅館が多いのも山代の特色で、中には和倉の「加賀屋」に匹敵するものもあります。
歓楽温泉としての知名度は頗る高く、関西地方では男性が「山代に行く」といえば大抵、女遊びに行くことを暗喩するといわれました。
しかし、山代は何も歓楽的な要素だけで片付けられないです。
歴史資産も群を抜いており、町並みは紅殻格子が鮮やかな古い旅館や民家が点在しており、情緒満点であります。
共同風呂「山代温泉御殿」は藩政時代から続く共同風呂であります。
また、近世には古九谷を再興した吉田窯が置かれた場所で、今もその流れを汲む窯場があり、観光客人気が高いです。
窯跡の展示館もあります。
古来より多くの文人に愛されており、北大路魯山人の寓居跡は現在、「いろは草庵」という名前で観光名所となっています。
はづちを楽堂は紅殻格子を基調としたオープンスペースで温泉街散策の溜まり場、様々なイベントが催されています。
他にも様々な施設があるが、これらは全て山代温泉の歴史が生み出した文化遺産を有効活用したものであります。
山代温泉の歴史
1300年の歴史とされる北陸随一の古湯です。
行基による開湯伝説があります。
平安時代末期には現在、温泉地内に薬師如来が祀られている薬王院温泉寺の木祖をつくられたと言われるいる明覚上人により七堂伽藍が建立され、町は大いに賑わったとされます。
寺の境内には「めかくしさん」とよばれる供養の五輪塔(国指定重要文化財)があり、現在は祠が建てられています。
戦国時代には明智光秀が訪れたともいわれています。
明治時代には多くの文化人に愛され、芸術家の北大路魯山人、詩人の与謝野晶子がその代表格です。
戦後は北陸本線の電化、北陸自動車道の開通に伴い、関西の奥座敷として発展し、そのトップリーダーでありました。
年間250万人以上の人が訪れ、同時に全国有数の歓楽街も発達しました。
その後は観光客ニーズの多様化に伴い、温泉街も寂れ、不振に陥る。
今日では文化や歴史的価値を重点に置いており、歴史的な温泉として、歓楽温泉のイメージ脱却を目指し、「九谷の里づくり」を一つの振興策として、山代ブランド化の推進・各種滞在プランの創出等の中で、多様な客層を受け容れられる体制を整えています。
